パラジウムの値上がりが続き、もはや、逆ザヤ状態になってることは皆さま、
痛いほど、感じられてると思います。
次回の改定で、若干は見直されると思いますが、パラを入れて利益が出るよう
になるかというと、疑問な状況です。
ヤフーニュースにも掲載されたように、排ガス規制をクリアするために自動車
に「排ガス浄化装置」が欠かせないそうなのですが、この装置を作るのに欠か
せないのがパラジウムなのだそうです。
それによって、これからもパラジウムの値上がりが続く可能性が高いのです。
国からすれば、パラを入れて歯科医院の利益が出なくても、関係ないとしか
思わないでしょうから、事態は変わらないと思います。
ということは、これから数年は保険中心の医院は利益率が悪化していく可能性
が高いということです。
もう10年以上前から伝え続けてきてますが、自費率を最低でも20%以上に
しておかないと、採算的に厳しいと思います。
パラジウムが体にも、見た目的にも良くないことは誰の目にも明らかです。
しかし、それをしっかりと伝え、自費の価値を伝えることができないのです。
これまでは保険でも、最低限の利益が出ていたから、良かったのです。
「そんな、カウンセリングなんかやってる余裕もないし、人もいない」
しかし、これからはそんな悠長なことは言ってられないのです。
人がいなくても、保険のパラを入れたらマイナスでしかないのです。
もう、待ったなしの状況に追い込まれてしまったのです。
正に、ゆでがえる状態。
国からすれば、保険で利益が出ないのが嫌だったら、技術を上げて、自費に
すればいいだけの話じゃん
ぐらいにしか思ってないと思います。
補綴を切ることはしないにしても、保険のパラで利益は出ないという新たな
切り方をしてくるのではないでしょうか。
皆さんはこの事態に、どう対応しますか?
実践会クライアントの皆さんはTC育成という解決策にもう何年も前から
取組、成果を出されています。