先日も九州北部豪雨がありました。
被害に遭われてしまった皆様に心よりお見舞い申し上げます。
皆様の一日も早いご再建を願っております。
このような豪雨はこれだけ日本の夏が熱帯化していることを考えると、今後も
頻繁に起きる可能性が高いと私は考えています。
そして、このような豪雨だけでなく、災害時にスタッフに就業させるのかどう
かということが問われてきます。
労働基準法上は別にどんな災害の状況であっても、働かせることには全く問題
はありません。しかし、だからといって、災害時にムリに出勤させて、その途
上で事故にあってしまったら責任を問われかねません。
歯科医院はスタッフを雇用している以上、スタッフの安全と生命を守る義務が
あります。ですので、災害時にどのような状況までは出勤し、どのような状況
になったら、出勤する必要がないのかを明確に決めておいたほうが良いかと私
は思います。
先日も、ある地域に豪雨がありましたが、弊社ではクライアントが所在する
地域に避難指示が発令された場合、コンサルに行かない、すでにコンサル中の
場合でも、ホテルへと退避するという基準を決めています。
この基準は労働基準法や国が決めているものではありません。
やらなくても良いことなのですが、会社としてコンサルタントの安全と生命を
守るために決めているのです。
そして、クライアントにも周知しております。
この基準が決まっていたので、その地域に避難勧告は出ていましたが、避難指
示は発令されていなかったので、コンサルに訪問させていただきました。
歯科医院の場合は災害時にスタッフがどのように出勤するかという基準だけで
なく、医療という公的な側面も強いですから、どのように復旧するのか、その
ためにいつから仕事に復帰するのか、その基準まで決めておく必要があるかと
思います。
これだけ地震、豪雨、土砂災害などが多い日本ですから、いつ電力が足りなく
なるかも分かりません。電源確保のための備えもしておく必要があるかと思い
ます。
災害はいつ起こってもおかしくないと考え、備えをしておかれることをオスス
メいたします。