コロナショックに伴い、既に高齢者の患者さんのメンテナンスがキャンセルに
なってしまうことが増えているようです。
それによって、患者数が減少し、パートDHさんのシフトを減らしたいと思う
医院さんも増えてるようです。
このような場合、国が雇用調整助成金
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/kyufukin/pageL07.html
https://www.mhlw.go.jp/content/000612660.pdf
を支給してくれるようです。
ただ、3分の2しか支給してくれません。
パートさんですから、簡単に出勤日数を減らすことができるような感覚に
経営者はどうしてもなりがちです。
しかし、今どきのパートスタッフさんの権利意識の拡大スピードは凄いです。
何も説明せずに出勤日数を減らせば、スタッフルームで炎上必至です。
その炎上は常勤にも飛び火し、医院とスタッフの信頼関係が崩壊する恐れさえ
あります。
ですので、先ずは、パートさんもお子さんが家にいて大変だと思う、また、
医院としてもコロナショックで高齢者の患者さんが減っているため、今ほどの
人数は必要ない状況。
このままだと、収益が悪化してしまい、今のパートさんの出勤日数のままだと
常勤スタッフのボーナスも厳しくなるかもしれない。
なので、コロナショックが収まるまでどれぐらいかかるか分からないけど、
先ずは2ヵ月ぐらいのシフトの調整をお願いできないか。
という感じで、シフトの調整を安倍首相ばりに要請してみてはいかがでしょう
か。要請であって、命令ではありませんから、休業補償などは一切、不要と
なります。
もう1つはパートさんとの雇用契約書を確認していただき、出勤日数が
「シフトにより決定する」と出勤日数が明記してある場合、出勤日数を減らす
ことは現段階では問題ないと思われますので、検討してみてください。
しかし、どのような形であっても、法的に問題なかったとしても、パート
スタッフさんの不満は高まります。
普段、自分たちは自分たちの都合で休んでいても、医院の都合で休まされ、
お給料が減ると文句を言うのです。
ですので、一方的に何の説明もなく、話を進めるのではなく、どのような方法
であっても、しっかりと個別に話をして、理解を得たうえで進めていくことが
大事だと思います。
今、世の中の人は責任者に対して求めることが肥大化しています。
「経営者なんだから、このような事態に備えておくのが経営者の仕事だ」
とか
「経営者なんだから、私たちではなく、自分たちの給料を減らして責任を
取るべきだ」
とか散々です。
だから、誰も責任者になりたがらないのです。
しかし、世の中の人はこのように経営者を考えてます。
パートさんだからと甘く見て、シフトを減らすと非常に痛い目にあいますので
注意してください。