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成功哲学・成功法則

リーダーの大事な仕事は決断である

リーダーには様々な役割があります。
メンバーのやる気を引き出すことや、良いメンバーを採用するのも、物凄く
重要な役割です。

しかし、リーダーの役割はそれだけではありません。

ですが、歯科医院の場合、日々の診療をしっかりやることが院長として大事な
責務なので、診療をしっかりやっていれば、それで院長、リーダーとしての
役割を果たしてるように見えます。

ですが、実際はそうではありません。

歯科医院を経営していく上で、様々な決断を下さなければなりません。
その決断が間違っていたり、遅れたりしてしまっては、医院に大きな損害を
与えることにもなりかねません。

もちろん、誰もが喜ぶような決断はしやすいです。
しかし、そんな決断はほとんどありません。

例えば、診療時間の終わりを早めるという決断は非常に難しい決断の代表例
です。

診療時間の終わりを早めれば新患数が減るかもしれないし、1日の患者数も
減る可能性が高いです。

しかし、そうしないと良い人が採用できない。
このように常に二律背反の状況の中で決断しなければいけないのです。

一番楽なのは決断しないことです。
そうすれば、今より、悪くなることはないのですから。

しかし、その決断が間違っていた場合、徐々に状況が悪化していくことが多い
のです。変化が緩やかなため、その決断が間違っていたことに気づきづらい
ので、決断の質が改善されずらい。

だから、院長先生の決断の質が上がることはあまりないように感じます。

やはり、日ごろから、本を読んだり、セミナーに参加して、たくさんの情報
収集をしなければよい決断は下せないと思います。

先日、開催した「歯科医院地域一番実践経営塾ベーシック第1回」でこんな
ことがありました。

東京会場にLIVE参加される方が90名以上になってしまい、会場のキャパ
は200名以上なので、規定的には問題ないのですが、1列目の席が講演者と
距離が近く、端からは見づらい状況でした。

全てのテーブルやテキストなどが配置されていて、開場までそんなに時間も
ありません。

しかし、参加者のことを考えて、1列目を全て最後列の後ろに机とイスごと
移動させることをその場で決断しました。

そのタイミングでなければ、もう間に合わない。
だけど、それを決めれば、スタッフにも負担がかかる。

でも、参加者の皆さんの利益を考えれば、やらない理由がない。
じゃあ、やるしかないということで、その意味・目的も含めて説明し、全員が
協力して動いてくれたおかげで無事、間に合いました。

参加された方には当然、気づかないと思いますが、その効果もあって、コロナ
状況下であっても、会場の熱気と盛り上がりは凄いものがありました。

実は、会場に入った時から、そのような違和感を私は感じていたのです。
しかし、「まあ、大丈夫かな?」「これぐらい良いか」という気持ちがありま
した。

ですが、実際に最前列の端から見ると、かなり講師が見えづらい、最後列の後
ろに座席を移動させるスペースもあるので、そこまで労力もかからずに移動さ
せることは今からでも可能だと判断し、決断しました。

もちろん、全ての決断が正しいものになるわけではありません。
しかし、正しくなかった時にはその原因を分析し、問題点を明確にし、足りな
い情報や課題があればそれを克服するように行動する。

こういうことの積み重ねがリーダーの仕事である決断についても精度を上げて
いくことになるのではないでしょうか?

特に、大きな出費や痛みを伴う決断については是非、しっかりと良くない結果
が出た時こそ、しっかり検証し、次につなげることをおススメします。

最終的にリーダーである院長先生の成長の分しか、医院は成長しないからです

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