私もNBAを見始めて10年ぐらいが経過しました。
この10年の中で、数々のスーパースターが誕生してきました。
ベン・シモンズ、ルカ・ドンチッチは特に凄かったです。
しかし、この10年の中で最も衝撃的な新人が今年、現れました。
その選手とは・・・
ラメロ・ボール
もしかしたら、あと10年後、このラメロ・ボールがNBAで優勝してても
おかしくないとさえ思うぐらいの選手です。
何がそんなに凄いのか?
それはとにかくパスが凄いのです。
マジック・ジョンソンなどのスーパープレーも、見てきました。
しかし、そのどれをも上回るような、ありえないようなパスを出すのです。
しかも、そのパスがドンピシャで、どフリーの状態で来るので、味方のシュー
トが決まる確率が飛躍的に高まります。
そうすると、チームが乗ります。
チームが乗ると勝つ確率が上がります。
昨シーズン勝率たったの35%だった超弱小チームのホーネッツというチーム
が今シーズン、ラメロの加入によって勝率5割ぐらいのチームに一気に駆け上
がったのです。
これは物凄いことです。
しかし、ラメロ・ボールがNBA入りする前まで、力があるのは分かるけど、
本当に大丈夫?ダメでしょ?
と大半のNBAファンが思っていたと思います。
なぜなら、彼の生い立ちと過去の原因があります。
なんせ、お父さんがラバー・ボール。
お騒がせお父さんで、日本でいえば正に亀田三兄弟。
ボール家も三兄弟で、お父さんが徹底的にバスケを仕込んできたそうです。
長いので途中は端折ります。
しかし、ラメロ・ボールが高校生の時、監督との折り合いが悪く、いや、
監督の起用法に腹を立てたお父さんのラバー・ボールが高校を退学させてしま
います。
そして、16歳にして、海外のプロリーグに挑戦。
逆に、この経験が良かったのかもしれません。
16歳という年齢で、特別扱いされたり、チヤホヤされることもなく、ハング
リーな環境でバスケに集中でき、スキルを磨けたことは良かったのかもしれま
せん。
しかし、長男のロンゾ・ボールはNBA入りして、そこそこ活躍していたも
のの、期待通りではなく、色々なバッシングを受けてましたが、お父さんの
ラバー・ボールは監督やチームを批判。
更には、ラバー・ボールは自分のスニーカーブランドを設立。
なんと、バッシュを8万円近くの高額で販売するなど、話題に事欠かない
状況に。
しかも、お父さんのラバー・ボールは大学バスケでちょっとの経験しかない
のに「俺はマイケル・ジョーダンに勝てた」と豪語するなど、バスケファン
から総スカンを食らってました。
そんな状況ですから、「どうせ、ラメロ・ボールも大したことないんだろ」と
正直、私も思ってました。
しかし、しかし、そんなアンチを黙らせるのに十二分の活躍を披露し続け、
今では、試合とプレーが面白くてついついホーネッツの試合を見てしまうぐら
いです。
NBA史上最年少でトリプルダブルを達成し
今シーズンの新人王はほぼ確定と言われてるぐらいの大活躍です。
先日、残念ながら手首を骨折してしまい、今シーズンはもうプレーが見れない
かもしれませんが、これからスーパースターへと成長し、NBAにステフィン
カリーのような新たなムーブメントを起こすのではないかと楽しみにしてます
皆さんも、ラメロ・ボールを是非、チェックしてみてください。
きっと、バスケをしたくなるぐらい、プレーに華がありますよ。