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成功哲学・成功法則

【NBAオールスター激闘に見るシステムの力】

今年のNBAオールスターは面白かった。
恐らく、NBAオールスターを見たほとんどの人がそう思ったのではないで
しょうか。

これまでのNBAオールスターは派手ではあるけど、お祭り気分が抜けない
本気ではないゲームが続いていました。

しかし、今年から大幅にオールスターゲームのシステムが変わったのです。

最大の違いは第3クオーター終了時に得点が上回っているチームの24点を
加算した点にどちらかのチームが到達した時点で試合終了というものです。

これによって、第4クオーターのみ、時間が関係なくなり、目標点数に到達
しようと真剣に攻め、全力で守るというゲームを見ることができたのです。

また、ファイナルクオーターの24点を加算する際の「24」は失くなった
コービー・ブライアントの背番号でもあることがグッときます。

選手たちはコービーのマンバメンタリティーに恥じない全力プレーを見せる
という気持ちも強かったのだと思います。

そして、更に、各クオーターで得点を上回ったチームが各チームの選んだ
団体に10万ドルの寄付がされるというシステムも選手の各クオーターでの
真剣さを後押ししたのではないかと思います。

今回の勝利チームである、チーム・レブロンから学生支援団体になんと40万
ドルが寄付されたのです。

これまで何度もNBAオールスターゲームの活性化策については議論されて
きましたが、有効な案がありませんでした。

しかし、今回、選手会 会長のクリス・ポールからコミッショナーのアダム・
シルバーに直接、提案があり、今回のシステム変更となったのです。

まず、このようなNBAの一大イベントであるオールスターゲームのシステム
を変更することには物凄く大きな勇気がいることです。

システム変更が失敗したらどうするのか?
誰が責任を取るのか?

そういうリスクを考えると変更は難しいものです。
しかし、NBAは果敢にそのリスクを取りに行ったからこその大成功です。

更に、このような大幅なシステム変更を選手会長とはいえ、一選手が提案し、
それが採用されるNBAの選手とリーグとの関係性も凄いなと思います。

日本で例えるなら、プロ野球 選手会長の炭谷銀仁朗選手がオールスターゲー
ムのフォーマットを変更しようと提案して、それが受け入れられる可能性が
どれぐらいあるでしょうか?

恐らく、ほとんどないでしょう。

歯科医院でも、システムの変更によって、これまで停滞していた取り組みが
活性化したり、採用がうまくいったり、自費率が上がることもあります。

そして、それがいちスタッフからの提案であることもあるのです。

しかし、その変化を恐れたり、スタッフからの提案を受け入れるだけの院長の
度量があるかどうかによって、変わってくるのだと思います。

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