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歯科医院経営活性化手法

歯科医院は本当に感染リスクが高いのかを検証する

医院を閉めてしまう先生からよく聞かれるのは以下のような主張です。

「大学病院でさえ、院内感染が起きてるのに、歯科医院で院内感染を防げる
はずがない」

というものです。
確かに、おっしゃる通りです。

しかし、本当にそうなのでしょうか。
私が可能な範囲で調べてみました。

全てを調べられたわけではないので、数値は出しませんが、病院内での感染の
多くはコロナ病棟での感染ではない。これが重要だと思います。

多くの場合、普通の少々、例えば、熱がある、肺炎、体調が悪いなどの理由で
一般病棟に来た患者さん。

だけど、すでにコロナに感染してしまっている患者さんから院内感染が起きて
いるというのが実態のようです。

例えば、実際に碧南市民病院での院内感染の事例では

1.救急に肺炎で運ばれてきた患者さんが実はすでにコロナに感染していた

2.救急で対応した医師1名、看護師2名がコロナに感染

3.肺炎の患者さんは一般病棟に入院。同室の患者さん3名に感染

4.同じ病棟に入院していた患者さん1名、看護師さん5名に感染

合計 1名の肺炎と思われた患者さんから12名が感染

なぜ、このようなことが起きるのでしょうか。
それは物資の不足もあり、一般病棟では歯科医院よりも圧倒的に感染対策が
行われていないからです。

一般病棟では看護師さんであっても、マスクをする程度で、患者さんに触れる
時にグローブをするぐらいです。

医師、看護師以外のスタッフ、例えば、レントゲン技師、リハビリスタッフ、
などなどはマスクを着用し、手指消毒をするぐらいしかしてないのです。

これでは一般病棟から感染が広がり、スタッフ内にも感染が広がってしまう
のを食い止めるのは難しいのではないでしょうか。

しかし、歯科医院はどうでしょうか?
コロナ患者さんかどうかにかかわらず、日ごろからかなりの感染対策を行った
上で治療に臨んでいます。

コロナ病棟ほどまでは行ってないかもしれませんが、リハビリ病院、医科診療
所、一般病棟よりは圧倒的に高い感染対策を行っている医院がほとんどなので
はないでしょうか。

また、実際の感染例が市役所などで公開されてますので、実際の感染例を詳細
に見ていきますと、歯科医院内でのコロナ陽性患者さんからスタッフ・Drに
感染したケースというのは1件しかありませんでした。

それが高知県のケースです。
コロナ陽性患者さんが来院し、担当をした衛生士さんが感染したそうです。

高知県内第54例目
詳細⇒ https://www.pref.kochi.lg.jp/soshiki/130401/files/2020022900049/0410.pdf

しかし、日本全国で、コロナ感染者数が1万3千人を超える中で、たったの
1例しか、患者さんからの感染が明らかになってないとすれば、いかに歯科
医院のコロナ感染対策がしっかりしているかの証明になるのではないでしょう
か。

もし、他に患者さんからの感染例をご存じの方がいたら、教えてください。

しかも、歯科医院の場合、いつ、だれが来院したのか、その連絡先まで明確に
保管されてます。

ですので、院内感染がおこったとすれば、その記録をもとに保健所が調査を
行い、感染者が発覚した場合には発表があるはずです。

しかし、それがないということは、歯科医院は感染リスクが非常に低いという
結論を出してよい時期なのではないでしょうか。

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