いよいよ、7月末からNBAが再開されます。
しかし、アメリカではコロナ以外にも、いやコロナ以上に大問題が勃発して
おります。
それは「Black Lives Matter」=黒人の命は大切だ 運動です。
ジョージ・フロイドさんの死により、この黒人差別抗議デモが全米中で激化
しているのです。
人権問題にも、しっかり取組んでいるNBAでも、このBLMは大きな議論と
なり、選手側としてはNBAを再開することで、BLM問題から目をそらして
しまうのではないかという声も数多く上がりました。
そして、実際、有力選手数名がBLM問題を理由に再開後のNBAを欠場する
ことにまでなっているのです。
黒人選手が多いNBAにおいては、BLM問題を避けて通ることはできず、
この問題への対応を間違えると、リーグの再開どころか、存続自体が危ぶまれ
る程の事態なのです。
そして、アメリカはこのBLM問題への対応を間違えれば、国家分裂の危機
さえありえるぐらいの問題へと発展しているのです。
そのような中で、NBAはリーグ再開を決断しました。
アメリカ4大スポーツで最初にリーグ中断を決断したのも、再開を決断したの
もNBAが最初でした。
NBAがそれだけ、組織として強い組織を作ることができているということに
なります。
NBAはどのような再開プランを決めたのか?
・選手はオーランドのディズニーキャンパスに期間中、隔離
・試合は各地を転戦するのではなく、全て、ディズニーキャンパスで開催
⇒これにより、移動や外部の人と接触することでの感染リスク排除
・試合は全て無観客試合にて開催
・外部の人と接触することは禁止
・家族などの問題で外部に出る場合には戻ってきてから6日間隔離してPCR
検査を受けて陰性でないと試合に出場できない
・定期的に選手はPCR検査を受けなければいけない
ここまで、詳細に対策を決め、徹底して実施しているからこそ、シーズンの
再開までこぎつけることができたのです。
今後、感染拡大するようなことがあれば、シーズン中止もありえるとリーグ
も発表しているので何があるかはわかりません。
しかし、選手たちもNBAが中止となれば、巨額の損失を受けるので、そこ
までおかしい行動を取らないと思いますし、また、感染リスクが高い行動は
リーグが徹底排除しているので大丈夫ではないかと思います。
もちろん、歯科医院でここまでの対策はできませんが、できることはある
はずです。是非、参考にしてみてください。