私の大嫌いな言葉、ブラック企業。
なんだ、そのブラックって?
そもそも、なぜブラック=悪という前提でモノを言ってるんだ?
前々からそう思ってました。
よくスタッフルームでも、こんな会話が交わされてるのではないでしょうか?
「うちって、ブラックだよね?」
「えー、これってブラックじゃない?」
もし、スタッフからそんなことを言われたら、こう言ってみては?。
「ブラック企業?へー、そうですか?あなたは人種差別主義者なんですね」
今どき、ブラック企業などと、平気でブラック=悪という前提で、普通に
しゃべってるのは世界でも日本ぐらいなものです。
世界の人が聞いたら、ビックリして腰を抜かすのではないでしょうか。
これで、よくダイバーシティとか、グローバルとか言えたものだなと不思議で
しょうがないです。
それに、マスコミも乗っかってたんだから、本当に恥ずかしい人たちです。
だからなのか、この問題がメディアで取り上げられることはほぼありません。
今、全米を揺るがすほどの大問題となっている「Black lives matter」
通称BLM問題。
この運動により、アメリカでは様々なことが変わろうとしています。
ブラック=悪というのは元々、おかしいのですが、人種差別主義者の思想と
みなされるようになっています。
そして、世界では今、このような大きな動き、大きな問題が起きてるというこ
ともスタッフに教えてあげることも大事なスタッフ教育だと思います。
もちろん、医院の労務的な問題は解決しなければいけませんが、それとは別に
ブラック企業という言葉は使ってはいけない言葉なのです。
以前に「バカ○○○カメラ」という言葉がありましたが、あれとほぼ同じ意味
合いを持つ言葉なのです。
言葉の持つ力は非常に大きいです。
院内でも正しい言葉を使うようにしていくことが大事ですね。