現在、多くの医院さんが加入しているE-PARK。
E-PARKの是非については、ここでは一旦、置いておき、E-PARKの
活用法について、今日はお伝えしたいと思います。
E-PARKの活用法で、先ず、以前にもお伝えしたのですが、是非、やって
いただきたいことがあります。
それは、自分の医院HPからE-PARKにリンクを張らないということ。
なぜか、大半の医院さんが何も考えずに自分の医院HPのトップページから、
全てのページにE-PARKへのバナーを張ってしまってるのです。
自分の医院HPから来た予約はカウントされないのかもしれませんが、それ
以上にデメリットがあります。
それは、たくさんの医院HPからE-PARKにリンクが張られていると、
Googleさんはこう解釈します。
「たくさんの歯科医院のホームページからリンクを張られてるE-PARKは
人気のあるHPだから、上位に表示させよう」
そして、「●●市 歯科」「●●駅 歯科」と最寄り駅や所在地で検索した時
にE-PARKが圧倒的1位で表示されることになってしまうのです。
最悪、「●●市 いわぶち歯科」「●●駅 いわぶち歯科」のように地域名+
自分の医院名で検索しても、E-PARKが上位表示することになってしまう
のです。
こうやって、皆でE-PARKにリンクを張ることで、E-PARKを強く
してしまっているので、バナーを張るのはもう止めましょう。
ここからが本題です。
皆さんは、E-PARKから予約が入ったり、E-PARKから電話があれば
その分、1件3千円とかの決められた金額をお支払いしてると思います。
これを止めましょう。法的に難しいところもありますが、交渉しましょう。
どういうことか?
実際に、ある私のクライアントで集計してもらいました。
その結果、このような事が分かりました。
E-PARKからかかってきた電話で実際に予約を取っているのは
たったの20%前後だということです。
実際にアポが入ってるようでも、既存のKrからのアポであることも多く、
新患アポの倍ぐらいの数、既存Krのアポなのです。
既存Krのアポがなぜ、E-PARKから入るのでしょうか?
それは、E-PARKの方が、自分の医院HPよりも上位表示されてるからと
いうことになります。
E-PARKでは、システム利用料的な料金体系に変更しようとしてるよう
ですが、そうなると、かなり高い金額を払うことになりかねません。
今年の1月からの実際のE-PARKの数値をご覧ください。
1月 月間TEL件数13 新患予約数3
2月 月間TEL件数9 新患予約数0
3月 月間TEL件数11 新患予約数4
4月 月間TEL件数7 新患予約数0
5月 月間TEL件数10 新患予約数3
6月 月間TEL件数7 新患予約数3
7月 月間TEL件数11 新患予約数2
8月 月間TEL件数12 新患予約数1
9月 月間TEL件数13 新患予約数3
1-9月TEL合計93 1-9月新患合計19
予約獲得率20.4%
もちろん、新患予約1件に対して費用を支払うことは法的に問題があります。
しかし、全ての電話に対して課金されてるのはあまりに費用対効果が合わない
のではないでしょうか。
その際は金額交渉されてみることをおススメします。
もちろん、交渉したからといって、金額が下がるとは限りませんが。
次に、集計の方法ですが、電話がかかった方を大きく2つに分類します。
これまでレセコンに「登録がない人」と「登録がある人」。
そして、それぞれについて、「予約あり」と「なし」に集計していきます。
これを1ヵ月遡って、やるのは大変なので、毎日、集計します。
1日単位だと、電話の件数も1件ぐらいなので、そんなに難しくありません。
そして、それを1ヵ月で集計する。
たったのこれだけです。
受付スタッフには面倒くさい作業だと思いますが、1日1件もない電話の集計
もなかなかしてもらえないのであれば、それは受付1人で1日60人前後の
患者対応してるか、やる気がないか、信頼関係がないかのいづれかです。
Googleマップの口コミも困ったちゃんですが、E-PARKもかなりの
困ったちゃんなので、しっかりと対策を取るようにしましょう。